沖縄シンクタンク協議会 活動・出版
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沖縄シンクタンク協議会

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沖縄観光はどこへいく〜県民の幸せに繋がる観光を求めて〜
平成30年3月発行(報告書PDF)

平成25年度の活動 機関誌「Think Tank」
発刊の目的
復帰して30年余、それまでのアメリカ世と同じ時間をヤマト世として過ごし、復帰前派、復帰中派、復帰後派が形成され、以前より同一の価値観を持ちにくい状況に成りつつあります。そのような中で、沖縄の自主・自立の将来像を“目に見えるかたち”で描いてみることが求められています。

ところで、その気運に乗じて大規模なプロジェクトやアイデアを“目に見える将来像”として提案しています。沖縄は独特の風土があり、また復帰後から積み残されてきた多くの課題があって、将来像はそれに連なって提案されるものです。しかし、それらを明確にしないで提案されている将来像も多いようです。

その一つの理由は、お互いに違った現状の理解、解釈にもあるようです。現状の判断は人によって異なることもありましょう。そのために批判もあり対立もします。肝心なのはそれを明らかにして問うことです。そして、それらの提案は現実のある部分への具体的な小論であります。それが積み重なって大論になるのですが、現状を議論せずいきなりの大論であり、目先論です。

また、二つめの理由としては、殆どが経済優先論です。儲かるものなら儲かりたい。しかし本当にそうでしょうか。“儲かる”ならば誰がどこで儲かるのでしょうか。我々は狭い島に住み、お互いに顔を見合わして生活しているのです。沖縄のような小さな経済では“誰かがどこかで儲かっているさ−”では済みません。このような論点は経済と他の分野との議論によって明らかにされます。経済だけでは無理です。

立場の違う論者が同じ舞台に立って議論する必要があるのです。また“持続可能な…”のもとにまやかし的に両論を止揚しようとするものでもありません。明らかに対立するところはあり、具体論においてどちらを選択するか、厳密に議論したいのです。そのためにも現状の認識論は欠かせません。そして現状の具体的な体現者である民間からの提言が待たれます。議論の混乱は将来像の個々の具現者である民間の生の声が届かないことにあるようです。

以上のような趣旨で「沖縄シンクタンク協議会」では、常日頃考えることを機関誌として纏めてみました。また発刊の目的を深化すべく、具体的に活動している民間人に講演を依頼し討議しました。併せてご購読ください。

今後も広く一般の参加による“具体的な小論”による将来像を求めるために民間の識者、専門家の熱い参加を求め、継続発刊します。その原稿の募集要項は巻末に記しました。

この機関誌が沖縄県の将来像の議論の一助ともなれば幸甚です。
                         
沖縄シンクタンク協議会
創刊号

講演録1:ラム酒の製品化に向けて(概要)……………………… 1
 
金城祐子…(株) グレイスラム代表取締役

講演録2:泡盛はおいしい(概要)………………………………… 9
 富永麻子…泡盛ルポライター

感性系ものづくり振興を………………………………………………18
 奥住英二…沖縄産業計画

今を語らない歴史家、歴史を語れないマニュアル家達……………23
 
小橋川朝政…(株) 群計画

島の自立…………………………………………………………………27
 西銘史則…(株) 沖縄環境分析センター

「まちづくり」をひも解くと見えてくるのは?……………………32
 備瀬知伸…(株) 都市科学政策研究所

<原稿の募集要項・沖縄シンクタンク協議会名簿>……………36


 

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